CASE STUDY
課題解決事例
難接合性の金属を強固に接合
| 従来接合方式 | 接着材接合, リベット接合 | 提案接合方式 | 加熱圧着接合（ALTIM), インサート成形接合 |
|---|---|---|---|
| 効果 | 高強度接合 | 金属表面処理方式 | レーザー処理 |
課題について
お客様より、チタンやSUSなどの難接合性の金属を強固に接合したいというご要望を頂戴しました。従来は、接着剤材接合によりチタン・SUSと樹脂を接合していましたが、強度面に課題がありました。さらに消耗品使用によるランニングコスト・製造リードタイムの観点でも問題がありました。
当社の提案
当社は、インサート成形や加熱圧着接合（ALTIM)を用いた直接接合方式を提案しました。接着材接合からインサート成形・加熱圧着接合（ALTIM)へ変更することで、界面の引っ張りせん断強度が接着剤の約2倍になるため、強度面の向上をもたらします。また、消耗品が不要でランニングコストの削減、サイクルタイムが早く製造リードタイムの短縮が実現できました。当社は、インサート成形と独自技術である加熱圧着接合（ALTIM)の2通りの異材接合方式を持ちます。インサート成形は、金型が必要であり初期コストが増大しますが、量産性が高い生産方式です。一方で、加熱圧着接合（ALTIM)は金型が不要であり初期コストを抑えられますが、インサート成形と比較し量産性は高くありません。ロット数を考慮して、最適な接合法を選定することが重要となります。
!POINT
レーザー処理を行ったインサート成形や加熱圧着接合（ALTIM)により直接接合を行うことで、チタンやSUSなどの難接合性の金属を強固に接合することが可能となります。
金属 樹脂 直接接合ラボでは、インサート成形と独自技術である加熱圧着接合（ALTIM)を用いて、皆様の課題を解決します。金属と樹脂の接合にコスト面、品質面、納期面でお悩みをお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。
