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技術トピックス

2022.12.15

2024.02.17

専門情報

金属と樹脂の接合技術 ALTIM® アルティム の性能について

いつもコラムをご覧頂き誠にありがとうございます。睦月電機(株) 開発営業部でございます。

今回は弊社ALTIM(アルティム)の有する性能を紹介致します。

①樹脂と金属の組合せとその接合強度

初めて検証をおこなう材料の組み合わせは、図1のような引っ張りせん断強度試験片を製作し、接合強度評価を行っております。

【試験サンプル形状】※形状は、ISO規格に準拠

下図2は弊社が検証したものの一部です。

破壊モードは樹脂破壊かもしくは、接合界面に樹脂が残った状態となる凝集破壊となります。また樹脂の種類により接合強度の地位置が変わっているのが分かります。

この結果から、樹脂自体の強度が弱いものは、接合強度も弱いということがいえます。

②金属表面状態に捉われず、汚れても接合強度に影響がない。(メッキでも油でも)

続いては弊社の表面処理工程での特徴です。

ALTIMは弊社独自のレーザー処理パターンを金属表面に照射し後工程で誘導加熱/圧着により接合をおこないますが、処理時の金属の状態がある程度汚れていても、強度は落ちません。

汚れはレーザー熱で気化されますので、別途洗浄工程なしで表面処理が可能です。

③金属と金属を接着剤で行われている場合の代替えとしても有効

ALTIM技術の応用方法として、下図3のように異なる金属同士の界面に樹脂を介し、その界面を接合することで複合化が可能なことも検証できております。(樹脂を接着剤代わりとする)

接着剤を使用しないことで複雑な管理項目を簡素化できる可能性があります

④耐久試験 ヒートショック・プレッシャークッカー試験後も強度の低下は見られず

ALTIMでつくった接合品は耐久性評価も進んでおります。

下図は一例ではありますがヒートショックやプレッシャクッカ試験後の強度低下がみられないことが確認できております。
※小型冷熱衝撃装置 ESPEC TSE-12を使用

⑤さらに、気密性も維持

ALTIM接合をおこなった製品の接合界面に封止性能があるのかどうか?

こちらは非常に多くのご質問を頂いている内容です。

下記試験結果となrますが、ヘリウムリーク試験で非常に良好な結果が出ており、またヒートショック試験後もそのリーク量は変わらずという結果となります。

以上、今後もさらにALTIMの性能の良さを追求します。

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