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金属と樹脂をそのままピタッ!金属と樹脂の新しい接合技術「ALTIM」

2021.09.15

2026.02.18

専門情報

金属と樹脂との複合化の分類

前回のコラムでは、直接接合技術の中で代表的なインサート成形接合技術や、その問題点について紹介しましたが、今回は「金属と樹脂との複合化技術」についていくつかの分類を例示し、当社が新規開発している加熱圧着直接接合「ALTIM®」が属している位置などをご紹介します。

一つ目は接合法と工法による分類です。
接合法は「機械的締結」、「接着剤による接着」、「直接接合」に分けるものです。
工法は、「予め成形された樹脂部品を金属と複合化」する場合と、「樹脂部品の成形と同時に複合化」するものに分けられます。前者は、各部品加工の得意なメーカーが作成するため、歩留まりや精度を上げやすいですが、工数が多くなります。後者の工法で代表的なものは「インサート成形」で、樹脂製品を成形する際、金型内に金属をインサートしておくことにより、金属と樹脂との複合部品を作成することができます。

インサート成形では、接合工数は減りますが、インサート成形用の特殊金型が必要となり、密着性や封止性を求める場合、インサート金属に対して接着剤塗布や特殊金属処理を施す必要があります。また、成形不良はインサート金属を含めて破棄されるため、コスト高となり、工数削減によるコストメリットが消えてしまう場合もあります。

なお、「インサート成形接合」は「直接接合」の分類ですが、樹脂部品の成形と同時に複合化する工法となります。一方、加熱圧着直接接合「ALTIM®」は予め成形された樹脂部品を金属と複合化する工法となります。

      
複合法 工法
機械的締結 樹脂成形したものを金属と接合 ボルト、リベット締結
樹脂成形と同時に金属と接合 ローレット加工や抜け止め加工
金属のインサート成形
接着剤による接着 樹脂成形したものを金属と接合 接着剤塗布による接着
接着テープによる接着
樹脂成形と同時に金属と接合 接着材塗布金属のインサート成形接着
直接接合 樹脂成形したものを金属と接合 摩擦攪拌接合
レーザー直接接合
通電加熱直接接合
加熱圧着直接接合「ALTIM®」
樹脂成形と同時に金属と接合 インサート成形接合

二つ目の分類は、接合する材料と工法によるものです。
樹脂は、エポキシ樹脂のような「熱硬化性樹脂」とPP(ポリプロピレン)のような「熱可塑性樹脂」に分類します。
金属は、表面処理を行うか、加工した金属をそのまま用いるかによって分類します。また、金属の表面処理には「湿式法」と「乾式法」があります。湿式法では大量に処理することが可能で、乾式法は接合面に限定した処理が可能であり、それぞれ加工品の大きさや形状によって最適なものを選ぶことができます。

なお、当社ではレーザー照射によって、金属の表面処理を行っています。

複合法 金属表面処理 工法
熱硬化性樹脂結 表面処理無し 樹脂成形したものを金属と接合 機械的締結・接着剤
樹脂成形と同時に金属と接合 機械的締結・接着剤
湿式表面処理有 樹脂成形したものを金属と接合 機械的締結・接着剤
樹脂成形と同時に金属と接合 機械的締結・接着剤
乾式表面処理有 樹脂成形したものを金属と接合 機械的締結・接着剤
樹脂成形と同時に金属と接合 機械的締結・接着剤
熱可塑性樹脂 表面処理無し 樹脂成形したものを金属と接合 機械的締結・接着剤
樹脂成形と同時に金属と接合 機械的締結・接着剤
湿式表面処理有 樹脂成形したものを金属と接合 摩擦攪拌接合
レーザー直接接合 等
樹脂成形と同時に金属と接合 インサート成形接合
乾式表面処理有 樹脂成形したものを金属と接合 加熱圧着直接接合「ALTIM®」等
樹脂成形と同時に金属と接合 インサート成形接合

直接接合に用いられる接合金属の表面処理を下表に示しています。
加熱圧着直接接合「ALTIM®」では、レーザー照射による金属の表面処理を行っています。

しかし、以上のような分類において、各直接接合メーカーは、金属の表面処理だけの請負加工(ライセンス契約なども含む)、あるいは接合複合化のみ、または、直接接合装置の販売など、一部を担っている場合が多いようです。

当社では、金属の表面処理から接合複合化まで、一貫体制で行うことが可能です。

金属処理工法 処理法例
湿式 トリアジンチオール処理
酸化エッチング処理
ヒドラジン処理
沸騰水処理
陽極酸化処理 など
乾式 レーザー処理
ブラスト処理
研磨処理
火炎処理など

レーザー処理と加熱圧着による直接接合技術「ALTIM®」

当社の加熱圧着直接接合「ALTIMアルティム®」は、独自のレーザー処理によるアンカー効果、濡れ性の向上で強固な接合を実現します。

【特徴】
◎高強度で耐久性に優れる。
◎防水性・気密性を高める密封構造を実現。
◎接着剤レスでVOCゼロを実現。
◎接着剤の選定工程・硬化時間不要で生産性を向上。
◎接合時の温度・加圧力の最適条件を数値化。
◎締結部材も不要で部品点数を削減。


金属と樹脂との複合化において、課題がございましたら、「ALTIMアルティム®」を選択肢のひとつとして、ぜひご相談ください。

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