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2024.07.10

2024.07.10

当社の研究者が「日本接着学会」で金属と樹脂の接合技術について発表しました。

金属と樹脂の接合技術『ALTIM®(アルティム)』の生みの親である研究者が、「日本接着学会」の第62回年次大会で発表しました。

開催期間:2024年6月27日(木)~6月28日(金)
開催場所:富山国際会議場(富山市)

発表テーマ

『レーザストラクチャリングと加熱圧着とを応用した金属と熱可塑性樹脂との直接接合の研究』

【発表者】睦月電機株式会社 齋 聖一

発表概要

自動車などの輸送機器において、エネルギーや環境問題において、素材の軽量化技術開発は重要なテーマとなっています。
これらを解決する手法として、金属と熱可塑性樹脂を直接接合する技術開発が多くの大学や企業で行われているものの、実用化例は少ないのが現状です。

その原因として考えられるのは、

◎接合金属や樹脂の種類が拡大している。
◎強度向上、接合工法開発などの研究は多いが、接合製品の品質管理に必要な、直接接合の基本的メカニズムを解明する基礎研究データが比較的少ない。

そこで、当社では、比較的容易に条件設定や工程内計測が可能な接合技術を研究開発。レーザストラクチャリングと誘導加熱による加熱圧着とを応用した金属と熱可塑性樹脂との直接接合技術(図1)を用いて、直接接合の基本的メカニズム解明を行っています。

今回の学会では、直接接合工程の起点となる金属のレーザストラクチャリングによる樹脂の濡れ性向上に関して発表しました。

図1 )レーザストラクチャリングと加熱圧着とを応用した金属と熱可塑性樹脂との直接接合

コンテンツ

①金属と樹脂との直接接合におけるFit効果とは
ファンデルワールス力、アンカー効果を用いた接合について

②濡れ性向上のためのレーザストラクチャリングとは
金属表面のフラクタル形状形成について

③溶融樹脂の濡れ挙動観察
レーザストラクチャリングした金属に樹脂(PP)を置き、加熱していく実験

④まとめ
レーザストラクチャリング金属表面の密着性向上について

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