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技術トピックス

2021.11.19

2021.11.19

お知らせ

2021年12月 高機能素材Week に出展いたします!

当コラムでは、2021年12月開催の接着接合EXPOに出展する直接加熱圧着接合技術(以下、ALTIM)についての概要を説明します。是非ご覧ください。

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金属と樹脂の接合について、以下のようなお困り事をお持ちの方必見です!

・樹脂-金属を複合化して製品を軽量化したい!

・CO2排出量削減のため、接着剤などの消耗材使用をなくしたい!

・接着剤よりも短いタクトで接合しコストダウンを図りたい!

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【金属と樹脂の直接接合技術とは?】

本技術は文字通り、金属と樹脂という異なるものを接合する技術となります。

異種材料の接合技術を活用することにより、例えば金属の一部を樹脂に置き換え軽量化を図るなど、それぞれの材料特性を生かし適材適所で活かすことが可能となります。

異種材同士の接合技術のため組み合わせは金属+樹脂に限定されます。したがって、金属と金属、樹脂と樹脂は対象外となります。また、接合の対応可能な樹脂は熱可塑性樹脂に限定されます。

弊社技術は上記条件に該当する接合技術について独自の開発をおこなっております。

【接合工程について】

接合の工程は基本的に金属への表面処理工程と金属-樹脂との接合工程の2段階での対応となります。 

金属の表面処理には薬品や陽極酸化のような湿式法と、ブラスト処理/プラズマ処理/レーザー処理のような乾式法があります。

接合工程は、表面処理をした金属を用いてインサート成形を行うインサート成形方式と、成形品を後付けで、表面処理した金属に接合する加熱圧着方式があります。

弊社の新接合技術ALTIMは乾式法であるレーザー照射による金属表面処理の後、樹脂部品を直接加熱圧着する技術となります。また、レーザーによる金属表面処理と加熱圧着は連続工程で対応できます。

詳細は下記の記事をご覧ください。

>>技術コラム「金属と樹脂との複合化の分類」

【直接加熱圧着接合ALTIMについて】

弊社の新技術ALTIMは、独自のレーザー照射と誘導加熱処理を組み合わせた接合技術となります。

一般的に、この表面処理と接合処理は、別々の会社で行われることが殆どですが、弊社ではそれぞれを自社内で開発しており、両工程において独自の技術を有している点が特徴です。

また接着剤などの副資材を使用しないクリーンでコンパクトな接合工法のため、生産におけるVOCやCO2排出量の削減に大きく貢献が可能となります。

ALTIMについて、詳しくは下記の記事をご覧ください。

>>加熱圧着直接接合 「ALTIM」 による金属・樹脂 受託接合サービス

>>加熱圧着直接接合装置とは

【展示会の見どころ】

 2021接着接合EXPOでは、本技術を体現した接合装置を展示予定です。装置は稼働を予定しており、実際の金属へのレーザー処理や加熱圧着の工程をご覧いただけます。

本装置はΦ8の小径スポット範囲で金属の表面処理と誘導加熱/加圧による接合処理が可能な装置です。

処理(レーザー+加熱圧着)にかかる時間は、1箇所あたり10s以下と非常に短いタクトで処理をすることが可能です。前回(2020年12月の接着接合EXPO)よりも大幅なタクト短縮が実現できました!

また会場には、実機で作成したサンプルを複数展示する他、展示機の他に弊社の金属接合処理(レーザー処理)に関する特徴(レーザー照射による凹凸形成処理やレーザー照射凹凸形状への樹脂の流入状態)についても参考写真などをご覧いただけます。

2021接着接合EXPOにて展示/稼働予定! 12/8(水)~12/10(金)

*【レーザー処理・誘導加熱/圧着装置】|金属・樹脂 直接接合ラボ

*【レーザー処理・誘導加熱/圧着装置】

*【誘導加熱/圧着装置で金属板に樹脂を接合する様子】|金属・樹脂 直接接合ラボ

*【誘導加熱/圧着装置で金属板に樹脂を接合する様子】

7ホール 出入口から数十メートル先、大通り右手 (ブース位置49-13)にて展示/

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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