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加工事例

【銅とPPSの接合サンプル】高強度

銅とPPSの接合試験片

銅とPPS(ガラス入り)の接合強度30MPa以上を実現。

接着剤レスで銅とPPS(ガラス入り)がピタッとくっつきます。

                               
製品名 【銅とPPSの接合サンプル】高強度 業界 民生電気製品, 産業電気製品, 輸送・宇宙, 電池, 医療機器, 住宅設備・建材, その他
樹脂材質 PPS(ポリフェニレンサルファイド) 金属材質 Cu
用途 意匠部品, 構造部品, 機能部品, 駆動部品 表面処理方式 レーザー処理
接合方式 加熱圧着直接接合「ALTIM®」 製品付加特性 接合強度向上

当事例の特徴

ISO規格に準拠した試験片を使った銅とPPS(ガラス入り)の接合事例です。
当社では、初めて接合する材料の場合、引っ張りせん断強度試験片を製作し、接合強度評価を行っています。
金属表面を独自のレーザーストラクチャリングで粗面化し、金属側をIH加熱、その熱が樹脂界面に伝わって表面のみがやわらかくなった瞬間にシャフトで加圧、冷却し接合します。
引っ張りせん断強度試験では、銅とPPS(ガラス入り)の組み合わせでも、樹脂の母材破壊となるほどの接合強度(30MPa以上)を実現します。

ご希望の金属と樹脂でこのような試験片を製作し、接合性能を検証いたしますので、ぜひご相談ください。

ISO規格に準拠した試験片

【試験サンプル形状】ISO規格に準拠

銅とPPSの接合試験片:樹脂の母材破壊

引っ張りせん断強度試験では、樹脂破壊となります。

 

当社の提供するサービス

従来の接合方式の課題を解決する金属と樹脂の直接接合技術「ALTIM」

「ALTIM」とは、接着剤レス・リベットレスで、金属と樹脂をそのままピタッとくっつけることができる技術です。
睦月電機が開発した独自のレーザ技術と電磁誘導加熱を応用しています。

【特徴】
◎高強度で耐久性に優れています。
◎防水性、気密性を高める密封構造を実現します。
◎部品点数やネジ止めの工数を削減し、軽量化を実現します。
◎材料削減と工数削減により、低コスト化を実現します。
◎接合の最適条件を数値化・作業工程を明確化できます。
◎工数削減・作業のシンプル化によって、生産性を向上します。
◎接着剤を使用しないため、VOCゼロを実現します。


このように「ALTIM」は、さまざまな部品や製品に使われている金属と樹脂の接合部分にフォーカスし、よりシンプルに、より軽く、より安全に、より堅牢に、そして密封構造を実現するよう開発されました。
そのため、高精度な性能を求められる部品や製品にも適した技術です。

当社では、接合のスペシャリストがさまざまなアイデアを出しながら、試作開発から小ロット~量産生産まで一貫体制でお客様の製品一つひとつのご要望に応え、より良いモノになるようトコトン追求しご提案します。

CO2や揮発性有機化合物の削減をとおして、モノづくりの世界を持続可能な開発目標に近づけ、イノベーションを起こしていく。
次世代の接合技術で、その一旦を担いたいと考えています。

>> 関連トピック「金属と樹脂の接合技術 ALTIMアルティム®の性能について」

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